【ネタバレ注意】小瀧望主演舞台モールス感想

見てきました。
こっから先はネタバレあるし、人を不愉快にするかなっていう感想があるよ!
自己満足で書いてるだけなのです。

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記念すべき我らが最年少小瀧望くん主演舞台。

一言で表現すると、凹む。

最初、2公演行きたいなあ、なんて考えてたけど、当たったのが1公演のみで良かったと思ってしまった。
舞台の良し悪しじゃない、むしろ舞台なんてほとんど見たことのない私からしてみれば、演出も全て斬新なものだったしある程度考えればストーリーも分かりやすい、若い演者さんのエネルギーもぐんぐんくる。
だけど、全編を通して重い内容で、何がそこまで私の気持ちを重くするかっていうとオスカーを演じているのがあの小瀧望だからなんだよ。

小瀧望は、グループの最年少で甘え上手だけど、どこか繊細で、誰よりも平和主義な気がする。
そんな望が、グループから離れてたった一人でオスカーと向き合って演じていて。どこか似てるのかなあ、オスカーと望は。私はオスカーに望が引っ張られてくのがこわい。

物語はハッピーエンドのようでハッピーエンドじゃなくって、オスカーは救われたようで救われていない。
途中、エリがいっていた「正しい道」には進んでいかない。

でも私は、発展途上な小瀧望という19歳の青年に、正しく、日の当たる道を進んで欲しいと勝手に思っていて。
オスカーと小瀧望を重ね合わせて、ラストのシーンでやるせない気持ちになった。

と、いうのが、小瀧望というフィルター越しにモールスを見た結果なんだよなー!!

見る前に、「小瀧望を通して物語を見るのか」「アイドル小瀧望を見にいくのか」「舞台モールスを見るのか」っていう3択だったんだけど、申し訳ないことに、そもそも舞台をあまり見ない私には3つ目の選択肢はなくて…。
とはいえ、2つ目の選択肢を選ぶには、ストーリーが魅力的すぎる。

ここからは舞台初心者のさらに生意気な感想だけど、舞台モールスは、後味が悪い舞台だと思う。でも、心地良い後味の悪さだよね。それはエリというキャラクターのおかげだと思うの、映画にもなってる果てしなき渇きとか、東野圭吾のもろもろの作品や百田尚樹のモンスターとか?魅力的な女性、打算的で悪い女だったりするけど、どこか純粋で、惹かれてしまう。エリもそんな少女だね!
くせになる人はくせになるのかな。私は脳みそハッピー野郎だから、自分からあえて、そういい成分を摂取しようと思わないけど。だってハッピーな方がいいじゃんって、単純に。
舞台の中でも、一番ゾッとさせられたのは「入っていいって言って」っていうエリに真実に辿りついてしまうオスカー。一番印象的なのは、最後にエリがオスカーを助けにくるシーン…かな。印象的なシーンが多くて!

それから、今回はいろんな意味で、とてもいい位置で見れた。
だって、すごくオタクっぽい点になるけど、望がいい表情をするとき、バッチリ目線がコッチだったから!w
例えばエリに恋をする瞬間だったり、先生にグーサインをする瞬間だったり…。も〜あの笑顔にはのんのんにキュンキュンだよ…wあと、グロテスクなシーンがちょうど見切れたんだよね、柱でwwそこだけ見切れるというありがたさ!w
それからそれから、観覧に来た淳太くんとしげちゃんも見えちゃったので。開演前に関係者席っぽいところ2席空いていたから、内心ザワッとはしてたけど、初日に流星さん次の日にはまちゃん来てたしまだ他のメンバーこないと思ってたから…。休憩入る瞬間に、2人立ち上がって、淳太くん・しげちゃんの順番で。淳太くんだと分からなくて、スタッフさんかと…!wしげちゃんもしげ担同期が判別できたっていうだけで、ササッと行っちゃった。でもカーテンコールのときは、しげちゃんがゆるっと伸び(?)してるのとめちゃくちゃ隣の淳太くん見て喋ってるのは見えたよー。淳太去っていくときあの明るいまんまる頭でよく分かったわ!

と、ざっくり、モールス感想はこんな感じかな。見たあとは1人でお家に帰りたくなくなる舞台だった!!!

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舞台を見てから、原作のネタバレをちょろっと検索したけど、エリは本当は男の子だったんだね。
舞台中で、「私が男の子でも?」っていうやり取りは何度かあったんだけど、笑いに持っていってたし、あまり深く考えてなかったんだけど。
もしかしたら、本当は原作に忠実なのかな?